ことり「あなたのことが、好きでした」

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ことり-アイキャッチ6
1: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/05(日) 23:21:00.87 ID:v7gjX6YA.net
ラブライブ2回目の前の話。
食い違いとか出てきたら教えてくれ

元スレ: ことり「あなたのことが、好きでした」

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3: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/05(日) 23:26:50.66 ID:v7gjX6YA.net
学校が廃校を免れ、スクールアイドルを続けられるようになったわたしたち。
長い時間、行動を共にしてきたμ'sのみんなとは、手を取って喜びました。
でも、タイムリミットはあるのです。

私の好きな人と別れてしまうまで、あと半年近く。
6: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/05(日) 23:29:22.03 ID:v7gjX6YA.net
μ'sには、幼馴染の2人、一年生の3人、三年生の3人。
世界で一番可愛い私たち、μ's。



その中にいる、



宇宙で一番可愛くて、宇宙で一番大好きな先輩。


東條希。
11: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/05(日) 23:32:07.87 ID:v7gjX6YA.net
恋心を自覚したのは、そう昔じゃなかった。
ついこの間…メイド喫茶がばれた時。
あの時、追いかけてきた希ちゃんに、
少なからず好意を抱いていた相手に、
ワシワシされてからというものの。

頭から希ちゃんがない日はないのです。
13: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/05(日) 23:34:33.94 ID:v7gjX6YA.net
気がつくと、いつでも彼女を視線で追っていました。
いつも彼女が思考にいました。
絶賛片思い、ハードモード。

生まれて初めての初恋、それが女の子だなんて。

「おかしいよね…」

はぁあ、と深いため息をついた。
16: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/05(日) 23:36:17.59 ID:v7gjX6YA.net
そんなある日、私は希ちゃんからメールを貰いました。
「ことりちゃん、来週の金曜日空いとる?」
飛び跳ねました。ワクワクして、眠れませんでした。


そして今日が、その「来週の金曜日」なのです。
18: >>16はミス(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/05(日) 23:41:16.98 ID:v7gjX6YA.net
あわわわわわ!!!!
変な格好じゃないよね!?
髪型変じゃないよね!?
日付間違えてないよね!?
遅刻してないよね!?
あ〜〜ん、心配事がたくさん……

こういう時は…

prrrrrr

ことり「もしもし!?海未ちゃん!?助けて!?」

海未「……今日は何ですか、ことり」

ことり「あのね、今日は大切な人と会うんだけど、変じゃないかな、って心配になっちゃって」

海未「はぁ…自撮りして送ってください」



海未「全然変じゃないです、自信持ってください」

ことり「うう……本当ぉ…?」

海未「はい。……そういえば今日は、穂乃果も大事なようと言ってましたね…」



海未「ほほぉ!そういうことでしたら早く言ってくださいよ!」


ことり「へ?」
20: 今日はこれでおわり(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/05(日) 23:45:23.96 ID:v7gjX6YA.net
ことり「海未ちゃん、なにか勘違いして…」

海未「そういう事ですか!なんですか私だけのけものにして!」

海未「今日は楽しんでくださいね!りあじゅうさん!」

プーッ、プーッ…

ことり「あらぬ誤解を受けちゃったよ…」


希「……おまたせ、ことりちゃん」


ことり「!?!!!?!?!??!?!?!」


か………


可愛い!!!!!!!!!!
何が可愛いって、その、
髪の毛下ろして毛先ちょっと巻いてたりとか、
いつもは着ないガーリー系統の服着てたり、
なにより上目遣いで名前呼ばれるとかっ…!!!

可愛いっ!!

ことり「可愛いっ!!!!」

希「あはは、ありがとな!」
28: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 22:39:59.72 ID:waikBVls.net
希「ことりちゃんも、すっごくかわええよ!」

ことり「」



神様っているんですね……


希「それじゃ、いこうか!」

ことり「うん!」


楽しい1日になりそう、です!
29: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 22:44:54.51 ID:waikBVls.net
カフェに入りました。
さすがは週末、カップルがいっぱいいます!
ことりたちも、周りの人からはそう見えてたらいいな、なんて。
ついついクスッと笑ってしまいます。


希「……せっかくの週末に呼び出しちゃってごめんな、ことりちゃん」

ことり「いやいや!いいんだよー気にしないで!希ちゃんと二人で遊んだことって、今までであんまりなかったから…ことり嬉しい!」

希「ことりちゃんはほんま素直でええ子やなぁ…それに比べてうちときたら…」


希「って、それは置いといて!」

ことり「それは置いといて?」
31: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 22:46:51.45 ID:waikBVls.net
希「ことりちゃんに、大事な相談があるんよ。」

どきん


胸が高鳴り始めます。

期待しちゃいけない、そう頭ではわかってるのに。

どくん

冷や汗が首を伝います。

どくん

やめて、口を開かないで。




希「……うちな、えりちが好きなの」
33: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 22:49:37.14 ID:waikBVls.net
体の体温が、急激に下がるのがわかった。

どくどくどく


心臓の音がうるさい、
ああもう、うるさいうるさいうるさい!!!!





そんな顔されたら、

私は、


応援するしかなくなっちゃうじゃない……


ことり「……っ、そっ、そうなのー!?」

ことり「ことり、ぜんぜんきづかなかった、よ」


あれ、ちゃんと話せてるかな


にほんごちぐはぐ、なってないかな


あれ、あれれ?



あ、やばい


泣きそう
34: 今日はこれがラスト(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 22:52:28.58 ID:waikBVls.net
希「……応援、してくれる…?」

ことり「……もっ、もちろんだよ!」

どくん

ことり「心から、希ちゃんの、恋を、」


どくん


ことり「おう、え、ん、する、ね……?」

辿々しく、嘘で塗り固められた言葉は、


希「ありがとう…!!うちな、ことりちゃんだから相談したんよ!」


希「ことり、ちゃん……?」



涙とともに、こぼれた。
40: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/07(火) 15:07:07.57 ID:E3ExMoNf.net
希「……本当に、肘ぶつけただけなん?」

ことり「うん!じ〜んってなって、すっごく痛かったから、つい…」

希「そう、それならよかったんだけど。いや、よくないか…」

ことり「ことりのことはなんだっていいの!そんな事よりも希ちゃんの恋、でしょ?」

希「……ことりちゃんはほんまに優しいんやな…お母さん…嬉しい!」

ことり「わぁ〜い!お母さん!…って、だからそれどころじゃないんでしょ?」

希「あ、そうやったわ…あかんね、すぐぼけるの」

希ちゃんはそう前置きして、ごほんと咳払いした。


希「……初恋、なんよ」

ぽつり、ぽつりと希ちゃんは話し出した。

希「なんだか、えりちをみてると、胸のあたりがきゅーってしまって…」


そうやって話す希ちゃんの顔は、恋してる乙女の顔で、

あまりにもきらきら、眩しすぎて。

直視することはできなかった。
46: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/07(火) 23:06:08.56 ID:E3ExMoNf.net
まるで、光だなぁ。

闇みたいな私とは正反対。

いつもあんまり目立たないけど、キラキラ光る魅力を持った希ちゃんと、

いつも目立たなくて、幼馴染の影に隠れて卑屈になった私、
47: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/08(水) 00:55:24.26 ID:+6WOKFus.net
対局だなぁ、と思ってしまう。

視界がぼやけてきちゃう前に、希ちゃんの話をきかなきゃ…

何でこんなに苦しい恋しなきゃいけないの…

ことり、なんであの人のことが好きなの?


あの人じゃなきゃダメなの。


そう…


希「……でな、そんときえりちがな…!!」



すごく、

すごく、



楽しそうだなぁ…


入る隙間すらないや。


はぁ。
56: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 22:12:28.17 ID:wPeTsnvm.net
希「……いやー、今日はほんまにありがとな!心軽くなったわ!」

ことり「どういたしまして!また誘ってね!」

希「うん!ことりちゃんとまた遊びたい!」

無邪気な笑みを浮かべるあなたが本当に愛おしくて。

たとえ報われない恋でも、この幸せさえ続けばよかったんだ。


その次の日に、波乱が起きることも知らないで。
57: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 22:24:20.35 ID:wPeTsnvm.net
練習中

海未「はい、それでは休憩です」

わー疲れたー…

希ちゃんが絵理ちゃんの事チラッチラ見すぎて集中できなかった…



絵里「……ことり、ちょっといいかしら?」


ことり・希「ピェエッ!?」


あわわわ!!昨日の密会がばれたとか!?
んみちゃんだ!絶対んみちゃんだ!あとで切れてやる!


ことり「……な、なぁに?」

絵里「ちょっときて」クルッ
59: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 22:31:55.32 ID:wPeTsnvm.net
ぶしつ



絵里「……」

ことり「………」

なにこの沈黙!?えりちゃんが来てって言ったのになにこの沈黙!?

ううう…あんまり二人で喋らないし昨日のこともあって二人でいたくないのに…


絵里「……こっ、ことり!!!」


ことり「はぃいいっ!!?!?」

やばい!心の中読まれた!?



絵里「好きです!」








え。
66: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/13(月) 20:44:02.23 ID:G+KMwQQj.net
くらくら。

え、え、どうして?

わたしは希ちゃんが好きなのに、

希ちゃんは絵里ちゃんが好きなのに、

絵里ちゃんは私が好きなの?



私が希ちゃんだったなら。


私がいないほうがいいのかな?



絵里「・・・・返事、待ってるわ」

絵里「あなたは、同性同士が気持ち悪いと思わないと思ってるから」

絵里「思い違いだったらごめんなさいね」


絵里「さぁ、練習も再開するわ、いきましょ」


自分だけすっきりした顔して。


この後、私はどんな顔をして希ちゃんと話さなきゃいけないの。
67: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/13(月) 20:46:55.99 ID:G+KMwQQj.net
ガチャ

絵里「さぁ、練習の続きをしましょ?」

ことり「・・・・」



ああ、胸が重い。

もしも私が希ちゃんに告白したら、

希ちゃんも同じ思いをすることになるのかな。

でもきっと、それさえ感じとらせないように、いつものように笑うんだろな。


悲しませたくないなぁ…


どうすればいいの・・・・



「希ちゃん・・・」
68: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/13(月) 20:54:13.08 ID:G+KMwQQj.net
その夜、私は振動するケータイに手を触れられずにいた。

希ちゃんからの不在着信もあった。

前までの私なら、きっと喜んで飛びついていただろう。

でも、いまはそれどころじゃないんだ。

相手の気持ち、自分の気持ち。

焦る気持ちと、困る気持ち。

伝えていい気持ちと、受け止めたくない気持ち。


すべての気持ちがごちゃごちゃになって、

もう、



「わかんないよ・・・」


苦しめたくはない、でももう事実は彼女を苦しめることに変わりはない

彼女を悲しませる事は私の悲しいこと、彼女の嬉しいことは私にとってもうれしいこと。

そう思ってても、相手は違ったりする。

難しいよ、苦しいよ。

胸が痛い。



はきそう。




「・・・ふぅっ・・・うぅっ・・・・っ、ぐっ・・っ!!」


しゃくりあげながら泣いた。

声が聞こえるのも顧みないで。
74: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/17(金) 22:07:46.41 ID:4Hey+qSl.net
目覚めがいいとは言えなかった。

ん、と伸びをする。



時計の針は6時を指し示していた。

「ちょっと、ジョギングでもしようかな…」

トレーナーに着替えて、ドアを開けた。

「は、っはっはっはっ、」

朝の空気は気持ちいいので、ジョギングするのにぴったりなんですよ!

こういう天気の時は、何も考えなくて走るのがいいんです!



穂乃果「……あれ、ことりちゃん!」
75: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/17(金) 22:15:13.64 ID:4Hey+qSl.net
ほ、ほのかちゃん!?


こんな時間に起きてるほのかちゃんなんて、ひさびさだよ…

穂乃果「偶然だねー!ちょっと、話さない?」

ことり「……?うん」

どっかの石段


穂乃果「いやー、こんな天気のいい日はテンキーでも買っちゃおっかな、っつってね!」

ことり「…………」

穂乃果「……スルーやめてよ!!」

ことり「……っっえぇっ!?なんか言ってた!?聞いてなかったごめんほのかちゃん!」

穂乃果「ことりちゃん…最近なんかあった?話聞くよ?」

ことり「……」

穂乃果「……絵里ちゃんのこと、違う?」

ことり「………気付いてたんだ」

穂乃果「まぁね、相談されてたから…」
76: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/17(金) 22:19:29.08 ID:4Hey+qSl.net
ことり「聞いてくれる?」

口を開くのが怖い。

そう思ってたけど、穂乃果ちゃんにだったら。



ことり「………ことり、希ちゃんが好きなの」

ことり「でも希ちゃんは絵理ちゃんが好きでっ、」

ことり「絵里ちゃんはわたしっのこと、が、すきってっ」

ことり「っ…わったっし、っが、のぞみちゃんの、しあわせをっ、」

ことり「うばって、うばっ、奪ってるように思えてきてっ」

穂乃果「うん」

ことり「ことりはっ、消えたいっ、しにたいっ」

ことり「……もうやだよぉ…っ!!どうして、っ、こんなっ…!」
78: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/17(金) 22:23:39.37 ID:4Hey+qSl.net
泣きじゃくる私の背中を、ほのかちゃんはずっとさすっててくれた。

穂乃果「……またなんかあったら、lineとかでもいいから。」

ことり「ありがと、ほのかちゃん」


穂乃果「また…学校で」




その日、私は初めて学校をサボった。
85: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/19(日) 01:46:34.10 ID:tfHp3Mo9.net
お布団が気持ちよくて、ついつい寝ちゃって。

「えぇっ!?4時!?」

目覚まし時計が足元に転がります。

ケータイには大量のメール、それに不在着信が。

「穂乃果ちゃんに海未ちゃん…あああ希ちゃんからも!」

返信しなきゃいけないのに…すっごく眠い…

今からまた寝たら、もう起きれない気がするし……


ぴんぽーん

一気に目が覚めました。

「……とりちゃーん?ことりちゃーん!」

「ことりー?こっとりちゃーん!!」

みん、な?

ガチャ


ことり「どうしたの、みんな…」

海未「どうしたのではありません!ことりが学校を休んでると聞いて、わたし、いてもたってもいれなくて…」

凛「海未ちゃん凄かったんだよー、「練習なんてしてる場合じゃありません!!」って!」

希「だいじょーぶ?ことりちゃん!風邪?」

穂乃果「朝、やっぱちょっとキツかった?」

みんな「!?」

ことり「ちょっと足、疲れちゃって…眠くなっちゃって…穂乃果ちゃんは大丈夫だったの?」

海未「ほほお!やはりそういう関係でしたか!」

花陽「ことりちゃんと穂乃果ちゃんが、ヤリ友……!?」

真姫「こら花陽!汚い!!」

ことり「……へ?そういうんじゃないよぉおお!!ちがうよぉおおぉ!?!!?」



ことり「……心配かけちゃってごめんなさい。二度寝したら間に合わなくって…」

絵里「まったく、今度から気をつけるのよ?」

ことり「……はーい」

ことり(あなたのせいなのに)
87: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/19(日) 02:00:04.60 ID:tfHp3Mo9.net
凛「凛、今日帰りたくなくなっちゃったにゃー!」

ことり「あ、じゃあ泊まってく?」

花陽「ええ!?いいのぉ!?」

ことり「流石に全員はキツそうだけど、多分大丈夫!今日お母さん出張だから!」

穂乃果「じゃあ穂乃果と海未ちゃんは泊りっ!」

海未「ちょ、穂乃果!?」

にこ「悪いけどうちは帰らしてもらうわ。おとーとたち見なきゃだもの」ぴろりん

にこ「………泊まれるわ。泊まる」

真姫「ニコちゃんが泊まるなら泊まる!」

凛(にこまきだぁ)




絵里「……悪いけど、今日は希とちょっと用があるから」

ことり「!」

ことり「……そう、わかった!また来てね!」

希「ごめんな、ことりちゃん。ほなまたな!」


ああああああああ見たかったよ!!風呂上がりの希ちゃん!!!


ことり「…それじゃ、またね!」

バイバーイ


凛「凛、お風呂洗ってくるにゃー!」

花陽「花陽はお米研いできます!」

真姫「わたしはカレー作ってくるわ」

にこ「サラダ作るわね」

海未「…することがなくなってしまいました」

穂乃果「ババ抜きしようよ!」

海未「絶対嫌です!」


…こうやって、楽しい時間は、さくさくと進んでいった。

深夜帯

凛「……さぁ、恋バナ大会の始まりにゃー!!!」
88: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/19(日) 02:12:07.02 ID:tfHp3Mo9.net
穂乃果「ええ…!?」

凛「穂乃果ちゃん、それは好きな人がいる人の言うセリフにゃ!」

花陽「わ、わたしは凛ちゃんが好きです!」

にこ「始まっちゃったー!?」

花陽「好きなところは全部です!!欠点は私の前以外でも可愛いところを見せるとこです!!」

凛「はいはーい!凛の好きな人はー、かよちんでーす!」

花陽「ええ!?そうだったのォ!?」

凛「ええー!?かよちんきづいてなかったのー!?そんな鈍感なとこも好きにゃ!!」

海未「」スヤー

真姫「もちろん、私はにこちゃんよ!」ムネソラシー

にこ「わたしは好きな人いないわ…っていうか凛と花陽は百合営業でもする気?」

花陽「営業じゃありません!!本気です!」

真姫「スルーしないでよ!にこちゃぁあん…」ぐす

にこ「あああ…もう……めんどくさい……」

穂乃果「穂乃果も、好きな人いるよ!」


ことり「ええっ!?」


穂乃果「にこちゃん!」

真姫「はああぁぁああぁぁあぁぁあああぁああぁああぁあぁあぁぁあ?」

真姫「穂乃果、あなた私の矢澤に手ェ出したら…」

穂乃果「とぉー、真姫ちゃんとぉー、かよちゃんとっ、」

穂乃果「みんな大好き!」


ことり「なぁんだ…びっくりしたよぉ〜」
102: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 22:18:29.51 ID:bx9YM/Sl.net
にこ「……で、ことりは?」

凛「えりちゃんとのラブラブパラダイスライフ、どうなってるの〜?」

花陽「り、りんちゃん!!それ言っちゃダメって絵理ちゃんから言われたじゃない?」

ことり「……知って、たんだ。」

沈黙が重い。

1秒がすごく長く感じられた。

すーっ、はーっ。


深呼吸をして、決めた。

今ここで、絵理ちゃんからもらった思いをどうするか口にする、と。



ことり「ことりは、」
103: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 22:21:26.35 ID:bx9YM/Sl.net
ことり「希ちゃんが好きだから、絵里ちゃんの幸せを願いたい」


ことり「だからこそ、絵里ちゃんを振る」
111: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 23:48:19.21 ID:59ImoPEe.net
にこ「……決めたのね」

穂乃果「ことりちゃん、悔いはないの?」

凛「ことりちゃん…泣いてるの?」

花陽「強い、ね。ことりちゃんは」

真姫「……もう遅いんだし、寝ましょ。ほら、ことりも」

ことり「うん」


ずっと心の中で起こっていた蟠りが、スーッと消えて行く感覚があった。

覚悟を決めた、誓った。

ここにいる仲間たちが証人だ、言い逃れはできない。



話そう。



学校が始まったら、希ちゃんに全部話そう。


そうして私は強くなろう。


青春を糧にして青春を謳歌するんだ。


彼女たちの青春を邪魔しないように。
114: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 00:00:09.45 ID:rcQkFUVE.net
平日。

雨だった。



《〜〜今日は雨が激しくなっていきますので、傘をお忘れなく……》

天気予報が告げた事を無視して、小雨に打たれながら学校へ向かう。

穂乃果ちゃんたちには、保健委員のことで先に行く、って伝えておいたし。

希ちゃんも、呼び出した。

緊張する……

やばいやばいよ!!結局言えなかったらどうしよう!飛んだチキンの南ことりだよ!!
絵里ちゃんなんてキューティーパンサーだし勝てないし…
何よりも練習中意識しすぎて顔真っ赤になっちゃいそう……
かと言って言ったら言ったでどうしよう!?!??!?


あああ…もう………



ことり「もしもし!?」

海未「ことり……どうしたのです?」

ことり「ことりに勇気をください。」

海未「!……」

海未「…私は、貴方に幾度となく助けられてきました」

海未「穂乃果に注意するとき、私がきつく叱りすぎないようセーブしてくれたり」

海未「もちろん、μ'sとして助けられたことも多いです」

海未「私は貴方が落ち込んだり、貴方が自信をなくしているところも幾度となく見てきました」

海未「ですが、そのままにしていた貴方を、私は見たことがありません」

海未「まるで、さながら穂乃果を見ているようで…」

海未「そんな貴方なら、どんな辛いことでも乗り越えられるはずです!」

海未「……悲しくなったら、寂しくなったら、いつでも私のところに来てください」

海未「いつだって、貴方の味方です」



ことり「ありがとう、海未ちゃん」

ことり「わたし、行ってくる」
120: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 19:30:12.67 ID:3E/1YUSo.net
部室の扉をノックする。

ドアを開けると希ちゃんがこちらを見て座っていた。

ことり「……おはよう、希ちゃん」

何かを、察している顔だった。

気のせいかもしれないけど。

希「おはよう、ことりちゃん」

希「単刀直入に言うね、ことりちゃん」

希「ことりちゃんはウチを騙してたんやな」

希「大っ嫌いや」

希「ああ、すっきりした。これで清々したわ」

希「いい機会を作ってくれてありがとな。」

それじゃ、と言って彼女は部屋を去った。

残された私は、何が起こったか、わからなかった。




どういうこと、なの?
125: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 23:51:57.39 ID:4ABTEmbn.net
ぐるぐる。

その日は授業に身が入らなかった。

練習でもぼーっとしてて、海未ちゃんに怒られた。

頭をぐるぐる回るのは、たった一つの言葉だけ。

「騙していた」


だます?

騙すって、誰を?

どういうこと、なんだろう…




「ことり、ちょっと…いい?」



ことり「絵理ちゃん…!」
126: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 00:02:37.78 ID:rQEOXYjh.net
ことり「私に何か用?」

絵里「そ、そんな冷たくしなくてもいいじゃない…」

ことり「あ、そう?冷たくしてるつもりはなかったんだけど。ごめんね」


しれっと、嘘をつく。

じゃないと、涙が出てきちゃうから。

じゃないと、泣きついちゃうから。

彼女を余計に悲しませちゃうから。


ことり「……あ、そうそう。絵理ちゃん、ごめんね。私女の子同士は、ないわあ」

絵里「……そう。わかったわ。」

ことり「それで話ってなんなの?早くしてくれない?」

絵里「……希の、ことなんだけれど」

どき。
127: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 00:09:08.69 ID:rQEOXYjh.net
絵里「希からね、告白されたの」

絵里「だから、言っちゃったんだ」

絵里「「私、ことりと付き合ってるの」」



絵里「それを、謝りたくて」



………



「ふざけないでよ」
128: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 00:11:59.57 ID:rQEOXYjh.net
ことり「ふざけないでよ!!」

何かが、切れた音がした。


ことり「この際だから言ってあげるよ!!私ずっと希ちゃんのことが好きでさ!!!」

ことり「それでも希ちゃんが幸せになってくれるなら、って!!恋心をひたむきに隠して!!」

ことり「そしたら!!今日あんたのせいで!!」

ことり「「騙された」って!!!」


ことり「あんたなんか………」



言っちゃダメだ、


これ以上は、


人として終わる。



「死んじゃえ」
140: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 23:50:29.13 ID:oyX7mzmx.net
思わず口元を押さえた。

膝が震える。

ごめ、んね。



唇の動きだけで、罪を償った。


絵里「……っ」

ガチャッ

絵理ちゃんは部屋を出て行ってしまった。

私は…μ'sを壊しちゃうのかな。

いやだなぁ…


ひとまず、希ちゃんの誤解を解かなきゃ…

その後、絵理ちゃんにしっかり謝罪を…



《でも謝ること、ないよね?》


頭の中に、そんな声が反響する。

そうだよ…結局は絵理ちゃんが悪いんだ


私は…悪くない
151: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/13(水) 16:44:53.75 ID:oG9rhb8G.net
そうして・・・解決することはなかった。

そのまま、わたしたちは、友情に亀裂を入れたままラブライブ本戦に出た。

練習は真面目にやっていたから、私たちはラブライブで優勝することができた。

アンコールももらえた。

優勝したことはうれしかったし、精一杯歌えたことに心残りもなかった。


ただ、あの二人とのことで胸にしこりが残っただけ、


それだけなのに、心が苦しくて。



そんな気持ちで迎えた卒業式の日。
153: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/13(水) 17:27:57.60 ID:oG9rhb8G.net
解決しないまま。

そのまんまで、全部終わりたくないな。

そう思っていた。


愛してる、ばんざーい、か。

気持ちよさそうにピアノを弾く真姫ちゃん。

泣きながら歌う、希ちゃんたち。


ライトを浴びる穂乃果ちゃん。

まぶしいな。



卒業式も終わった。

はぁ、とため息をついた。

少し肩の荷が下りた気分。




「ことりちゃん、ちょっと・・・ええ?」
162: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/16(土) 09:01:35.17 ID:Ie0fPWw7.net
ことり「希、ちゃん。」

いつものように、ドキドキはしなかった。

だけど、胸に圧迫感が。

深呼吸を深く、深くすると、のぞみちゃんの後をついて行って生徒会室に入った。



…いくらなんでも、これは…

二人で密室は超ドキドキする……!!!


希「ことりちゃん、そこ座って…?」

ことり「うん」

平常心を装うけど、きっと隠しきれてないと思うなぁ。


希「……卒業式、お疲れ様」

希「今日まで色々あったよね…」

ことり「ラブライブで優勝したり」

希「凛ちゃんが女の子らしくなったり」

ことり「怒ったことも、悲しかったことも」

希「嬉しかったことも、楽しかったことも」

だんだん、希ちゃんがほぐれた表情になってゆく。


希「……本題に入るね」
164: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/16(土) 09:09:16.89 ID:Ie0fPWw7.net
どき。


高鳴らないはずの胸の音が、少しずつ聞こえてきた。

ことり「………」

希「あの時の、話」

希「あの時は、わたし子供だった」

希「一時の感情に全ての身を任せた」

希「ごめん」

希「私…えりちにも酷いことをした」

ずき。

希「えりちの嘘に気づけなくて、ごめん」

希「ことりちゃんは何も悪くないのに」

ずき。

希「ずっと、心残りだったのっ…!」

希「ごめんっごめんっごめん…っ!!!」

伏せていた顔をあげると、希ちゃんはぼろぼろ泣いていた。

ことり「………」


言えなかった。

希ちゃんは悪くないよって。


悪いのは、ことりだよって。

それを言ったら、嫌われてしまうと思ったから。


こんな時まで保身してしまう自分が、もう嫌だ。
165: あとは今日の夜(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/16(土) 09:14:15.64 ID:Ie0fPWw7.net
「違う、よ…」

絞り出す。


喉から、ありったけの声を出して。


ことり「違うよっ…!!」

ことり「私がぁ…っわたしが悪いの」

希「何…いって…」

ことり「希ちゃんは悪くない…悪くないの…」
167: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/16(土) 17:34:55.87 ID:Ie0fPWw7.net
ことり「私は…人としてやっちゃいけないことをしたの・・・」

ことり「希ちゃんは正しいよ…悪いことをしたのは全部私・・・」

ことり「希ちゃんの優しさに甘えた私がいけなかったの…!」


嫌われてもいい。

それは当然の報いだから。

私がしたことの償いになれば、弔いになれば。


希「ことりちゃん・・・」


希「…ちがうよ」

希「あの時は…うちが悪かったんだ」

希「もしことりちゃんの言うとおりだとしても、それはもう今のうちらやない」

希「だから、いいんよ」

希「だから…ほら、涙…ふこ?」
174: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 12:53:45.62 ID:9oy4ffSZ.net
嬉しかったのかな。

寂しかったのかな。

自分の罪を隠して、許されて。

許されていいのかな。

でも、もういいや。

このまま、わたしは希ちゃんに抱かれて、付き合って。

いっときの恋愛感情に身を委ね、そして別れて他の人と恋愛をする。

これが普通、世の中の条理。

本来の私なら、絶対そんなことは許さなかった。

でも、私は



希ちゃんの涙を見て、

美しいなあと思ってしまったから。
175: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 12:58:45.93 ID:9oy4ffSZ.net
希ちゃんもいけない。

惚れた弱み、なんて言葉もあるけど、惚れられた弱みだってあってもいいよね?


私は、自分のためだけに生きていく。

自分が嬉しいこと、楽しいことを優先させる。

そのためには、どんな手段を用いても、

たとえどれだけの人が悲しんでも。


「希ちゃん。一つ、聞いてもらってもいい…?」


「…ええよ。なんでも言って。受け止める。」

「ことりちゃんのこと、もう泣かせたくない」


その言葉が聞けて、

安心した。





ことり「あなたのことが、



好きです」
184: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/19(火) 01:26:23.91 ID:7srA3ej9.net
その瞬間、私は私が私じゃなくなったように思えた。

希ちゃんの、その、愛らしい唇を奪っていたのだから。


ことり「・・・・っはは、もらっちゃった」


希「・・・・別に、ことりちゃんならいいよ・・」

いつもだったら聞き逃すはずのない音量の声が、

今日はやけにうるさい心音のせいで聞こえなかったのは正解だった。


ガチャリ


「希・・・?」


ドアの向こうには、絵里ちゃんがいた。
185: 中途半端だけど一回切る(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/19(火) 01:29:09.59 ID:7srA3ej9.net
さっきまで熱かった頬の温度が、急激に下がっていくのを感じた。

絵里「こんなところでなにしてるの・・?これから集合写真撮るって・・」


希「・・・ちょうどよかった。」
186: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/19(火) 02:24:44.86 ID:7srA3ej9.net
絵里「なによ、希」

少し、血の気が引いていく。

嫌だな。なんだか嫌な予感がする。


希「うち、ことりちゃんと付き合う」




やっぱり。



絵里「・・・え?それ、どういう・・・」

希「文字通りやで、えりちなんてもう知らん」

絵里「信じないわよそんなの…!だって、ことりは・・」

ことり「もう決まったんだよ」

言葉が、勝手に出てくる。

ことり「私と希ちゃんで決めたことだよ。絵里ちゃんには関係ない」

ことり「だからはやく・・・どっかいってよ」

罪悪感に押しつぶされそうになるから、とは言わなかった。

希「えりち、ほないこうか。」



そうして二人は去っていった。
187: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/19(火) 02:30:09.73 ID:7srA3ej9.net
その後、私は生徒会室で声を上げて泣いた。

緊張感と、うれしさで。

泣き声を聞いていた人は誰もいない。

私は、頬を伝う涙を舌ですくい取った。


「わたし、は」


今、本当に希ちゃんのことが好きなのかな?


ううん、よく考えたらよくないところばっかでてくるよね。

あ、じゃあ


もういいや。

「わたしは、わたしのためだけにいきるんだから」


そうぽつりとつぶやいて、私は目を閉じて、こう言った。




「あなたのことが、好きでした」
188: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/19(火) 02:33:42.19 ID:7srA3ej9.net
きゃー、後味悪いですね。
これで終わりになります。
気が向いたらほのか目線の続編が出るかもかもかもです。

それでは、みてくださった方ありがとうございました。
(このSSは、≪ことりちゃんにとっての≫ハッピーエンドです。)
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『ことり「あなたのことが、好きでした」』へのコメント

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