穂乃果「おいたまおじやって美味しいよね!」

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穂乃果-アイキャッチ20
1: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:46:10.79
海未「おいたまおじや、とは何でしょうか?」

穂乃果「え、海未ちゃん知らないの? ことりちゃんは?」

ことり「おいたまって、後で玉子を入れること、だよね」

穂乃果「そうそう! お鍋した後って締めでよくおじやするんだけどさー」

海未「太りますよ?」

穂乃果「ちょ、ちょっとくらいはいいじゃん! で、普通におじやにした後、食べる直前にもう一回玉子を入れるんだ!」

元スレ: 穂乃果「おいたまおじやって美味しいよね!」

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2: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:46:53.33
希「普通に玉子さん入れるんとは違うの?」

穂乃果「うん! 火が通っている玉子と、半熟の玉子とで、違う触感が味わえるんだよー!」

花陽「なるほど……それはおいしそうですね」

凛「後で追うように入れるから、『おいたま』ってことかにゃ?」

真姫「へー、初めて聞いたわ。今度やってみようかな」

穂乃果「あれ? 『おいたま』ってみんな言わないのかな? にこちゃんは?」

にこ「にこは知ってるわよ。イカ湯マーボーの時は、つい『おいたま』しちゃうわね」
3: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:47:23.64
にこ「こだわる時は、ちゃんと黄身だけを入れるんだけどねー」

海未「ちょ、ちょっと待ってください。い……いかゆ、まーぼー? ですか?」

絵里「聞いたことないわね……」

凛「凛の家でも出たことないにゃ。真姫ちゃん家ならお金持ちだから、知ってるんじゃないかにゃ?」

真姫「残念ながら私も知らないわ。希は? 関西の料理だったりするんじゃない?」

希「ウチは関西の人間じゃないからなー。ゴメン、分からへんわ」

にこ「え、何よ? みんな知らないの?」

一同「「「…………」」」
4: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:48:47.89
にこ「ほら、寒い時にイカ湯とか作るじゃない? うちではその時に――」

穂乃果「にこちゃんちょっとストップ!」

にこ「え、何よ? せっかくイカ湯マーボーの説明したげてるのに」

ことり「その前に……イカ湯って、何?」

にこ「ええ、そこから!? ウソでしょ!?」
5: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:49:15.12
絵里「日本にはまだ私の知らない料理がたくさんあるのね……」

希「いやエリチ、にこっち以外ウチらも誰も知らへんから」

にこ「ちょっと待ちなさいよ! 誰もイカ湯知らないの!?」

海未「初耳ですね」

花陽「YAHOOでググってみても、出てこないよ」

凛「かよちん、それは『ググる』とは言わないにゃー」
6: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:51:08.58
にこ「えーと、どこから説明すればいいのかしら……」

真姫「最初からお願いできるかしら」

にこ「にこ的には、イカ湯が最初だったんだけど……。そうね、みんな『お湯』は知ってる?」

凛「にこちゃん、いくらなんでもそれは凛たちをバカにしすぎにゃー」

にこ「そうよね。そこはさすがに大丈夫よね」

希「で? 次は『イカって知ってる?』とか訊く気なんやないの?」

花陽「イカも、もちろん分かるよ?」

にこ「イカもお湯も知ってて、なんでイカ湯が分からないのよ……」

海未「ひょっとして、にこの言うイカ湯とは、湯豆腐みたいなものですか?」
7: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:51:33.64
にこ「そうそう、湯豆腐のイカverと思ってもらえばいいわ!」

凛「ちょっと生臭そうだにゃー」

絵里「イカくさそうね」

希「エリチ、それはアウトやで」

にこ「お酒のおつまみなんかにいいらしいんだけど、にこはお酒なんか飲まないから、ちょっとおかずには物足りないのよね」

ことり「そこで、マーボー?」

にこ「そうよ。レトルトの麻婆豆腐の素を、豚挽き肉と大葉で炒めて、イカ湯に入れるのよ。そこで食べる直前においたまするの」

真姫「ぜんぜん味が想像つかないわね」
8: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:51:57.95
穂乃果「そうだ! 今度の土曜日、にこちゃんに作ってもらおうよ!」

花陽「ちょっと怖いけど、楽しそう!」

穂乃果「場所は希ちゃんの家でいいよね?」

希「ちょっと! なんでウチなん!?」

穂乃果「穂乃果の家がイカ臭くなるのはちょっと……」

希「ウチかてイヤやで! よく作るんなら、にこっちの家でええやん!」

にこ「ウチにはチビ達がいるから、みんな入るのは厳しいわよ」

花陽「真姫ちゃん家はどうかな? 9人なら入れそうだし」

凛「なるほど、さすがかよちん! 真姫ちゃんの家ならイカ臭くなっても問題ない、ってことだね!」

花陽「えー、違うよ凛ちゃん!」
9: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:55:57.36
――土曜日、西木野家

真姫「言われた通り材料は用意したけど――これで足りるかしら?」

にこ「ええ、十分よ。でもイカは水槽で用意してほしくなかったわ……」

真姫「活きのいいものを、と思って用意させたんだけど――」

凛「さすが真姫ちゃん。にこちゃんのことになると加減ができないにゃー」
10: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:56:22.04
海未「イカを捌くのは、私がやりましょう。経験もありますから」

ことり「海未ちゃん、生きてるイカ捌いたことあるの?」

海未「ええ。任せてください。にこ、切り方だけ教えてください」

にこ「ならお願いするわ。まずは内臓と軟骨、あとわたと墨袋をとってもらえるかしら」

海未「分かりました」

絵里「海未、スゴいわね。私も料理はちょっと自信あったんだけど、これはできないわ」

にこ「料理に自信あるのに、なんでイカ湯マーボー知らないのよ」

希「いや誰も知らんから」
11: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:56:45.15
にこ「じゃあこっちはマーボーを作りましょうか。とはいっても、レトルトと同じように作るだけなんだけどね」

花陽「豆腐も入れるの?」

にこ「それは入れないわ。代わりにイカがあるからね。アレンジでネギでもキクラゲでも、好きなものを入れていいわよ」

穂乃果「で、にこちゃん家は大葉を入れるんだね」

にこ「辛いだけじゃなくて、アクセントになるのよね。夏場に大葉を入れた麻婆豆腐なんて、もう最高に箸が進むわよ」

凛「それは美味しそうだにゃー。にこちゃんはたくさん食べて、大きくならないとね!」

にこ「大きくって、どこの話してるのよ!?」

凛「へ、身長の話だよ? それ以外に何の話があるの?」

にこ「くっ!」
12: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:57:16.53
海未「にこ、できました」

にこ「ありがとう。じゃあそれをイカソーメンみたいに薄く切ってちょうだい」

希「ゲソの部分はどうするん?」

にこ「一本ずつ切り離してもらえばいいわ。そこは太いソーメンってことで。ゲソは塩を振って擦り合わせるようによく揉むと、吸盤の先の固いのが取り除けるわよ」

真姫「さすがにこちゃん、詳しいのね!」

にこ「当然にこ☆」
13: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:57:44.28
ことり「湯豆腐みたいなものってことだから、お鍋にお湯を沸かした方がいいかな?」

にこ「そうね。でもイカが浸かるくらいでいいから、そんなに多くなくていいわよ」

花陽「おだしは何でとればいいかな? こんぶ? かつお?」

にこ「普通に湯豆腐を作るなら昆布だけど、時間かかるし、ほんだしでいいわよ。ちょっと濃いめで。真姫、あるかしら?」

真姫「当たり前じゃない。こんなこともあろうかと、用意しておいたわ」

凛「さすが真姫ちゃん。にこちゃんのことになると、気持ち悪いくらいに手回しがいいにゃー」
14: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:58:09.18
希「イカ切れたでー」

にこ「こっちも沸騰してきたわ。じゃあ鍋に入れてちょうだい」

ことり「どのくらい茹でるの?」

にこ「イカが透明じゃなくなって白くなったら、火を止めてもらえればいいわ」

海未「ほとんど火を通さないんですね」

にこ「まあ生でも食べれるもんだしね。それに余熱で十分よ」

花陽「こっちのマーボーもできたよ」

にこ「じゃあそれを鍋に投入して、ほぼ完成よ!」
15: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:58:39.91
海未「『ほぼ完成』でテーブルに持ってきてしまいましたけど……」

穂乃果「これでまだ『完成』じゃないの?」

にこ「今日はもともと、おいたまを試しに集まったんじゃないの?」

絵里「たぶんみんな、『イカ湯マーボー』なる謎の料理を食べにきたのよ」

凛「おいたまなんて、正直もうどうでもよかったにゃー」

ことり「じゃあ卵黄だけ、鍋に入れちゃうね」

真姫「これで……完成?」

にこ「ええ。それじゃみんな、にこにーの特製イカ湯マーボーおいたま、召し上がれ☆」

一同「「「いただきまーす」」」
16: 名無しで叶える物語 2015/04/08(水) 23:59:53.53
穂乃果「…………」

ことり「…………」

海未「…………」

真姫「…………」

凛「…………」

花陽「…………」

絵里「…………」

希「…………」

にこ「どう? まあにこにーの作った料理なんだから、美味しいに決まってるにこ!」
17: 名無しで叶える物語 2015/04/09(木) 00:00:17.23
穂乃果「いやあ……」

ことり「なんというか、その……」

海未「これは……」

にこ「な、何よそのリアクションは!?」

絵里「ハ、ハラショー……」

にこ「え、美味しくなかったかな…………?」

真姫「……お、おいしい! おいしいわよにこちゃん! さすがにこちゃん! にこちゃん天才!」

花陽「真姫ちゃん、わざとらしすぎるよお……」

希「正直、イカとマーボーは、別々に食べたいかな。一緒にしなくてもええかな」

凛「ちょっと……いや、かなり不味くないかにゃー?」
18: 名無しで叶える物語 2015/04/09(木) 00:01:06.12
にこ「口に合わなかったかな……ゴメンねみんな。せっかく休日に集まってもらったのに、美味しくないもの食べさせちゃって……」

希「き、気にすることないやん? 好みは人それぞれなんやし!」

絵里「そうよ! それににこが料理上手だってのは、みんな知ってるから」

真姫「美味しい! 美味しいわよ!」パクパク

ことり「また機会があったら、何か作ってほしいな! ことりも勉強になるし」

にこ「そうね! じゃあ今度は、にこにー特製、ピーマンの数の子詰めを作ってあげるにこ☆」

凛「……全然そそられないにゃー」


おわり
19: 名無しで叶える物語 2015/04/09(木) 00:02:55.82
誰か作ってみてください。。。
麻婆豆腐に大葉は普通においしいよ。
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