絵里「錯覚CROSSROADS」

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BiBi-アイキャッチ4
1: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 00:54:07.42 ID:xr3CUFBx.net
•ss2作目
•少し書きため有り
•地の文にする予定

前回のssで指摘された行間を開ける等を意識していこうとおもっています。
まだ2ちゃんも、ss書くのも慣れてないので指摘とかしてくださると、嬉しいです。

元スレ: 絵里「錯覚CROSSROADS」

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2: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 01:00:18.14 ID:xr3CUFBx.net
誰よりも、にこの事を知っているのは私。
そう思ってた。

好きな物も一緒なのよ?
チョコレートと甘いものって一緒でしょう?

同じ学年で、同じトリオユニットを組んでいて。

誰よりも、にこと一緒にいたのは私だと思ってた。

…それなのに、どうして。

にこ「真姫ちゃ……誰か来たら…//」

真姫「大丈夫、誰も来ないわよ…、にこちゃんあったかい…」

どうして、にこが真姫と部室で抱きしめあってるの?
3: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 01:13:05.73 ID:xr3CUFBx.net
部室に入ることも出来ず、ドアによっかかる。

ひそひそと2人が話す声が聞こえる。

付き合ってるのかしら?

そんな疑問が頭をよぎる。

にこと真姫は仲が良いから抱きしめあってただけ。

そう必死に思った時

真姫「大好きよ、にこちゃん…」

にこ「にこも、真姫ちゃんのこと大好きっ…」

疑問が確信に変わる。
2人は付き合っている、にこが私ではなく真姫と付き合っている。

部室から聞こえてきた足音に焦り急いでトイレに駆け込み個室の鍵を閉める。

まるで、1人になるのを、思い切り泣ける時が来るのを待っていたかのように涙が溢れた。

にこ『出逢いには理由があるのよ、にこと絵里が出逢ったのにも理由がある』

私がμ’sに入った頃、にこがかけてくれた言葉だ。
にこと出逢った理由は、結ばれるから、じゃないなんて。

同じ学年、同じユニット…顔を合わせる度に、にこの言うことに頷いて嫌われないようにしていた私には…

にこが真姫のことを好き、なんて想像もしていなかった。
6: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 01:47:10.94 ID:xr3CUFBx.net
いつから?
いつからだったの?

いつからにこは私じゃなくて真姫を見ていたの?

私にだけ見せてくれていると思っていた、あの穏やかな微笑みも、真剣な表情も、真姫はもう見たのかな?

真姫は私より、にこのこと、知ってるのかな

にこが照れているだけなんだと、愛の言葉が無いのはそういう理由なんだ、と思っていた。

だから、少しでもあなたに触れた指先から思いが伝わっていると思ってた。

もちろん、にこも同じ気持ちだって。

でもそれは私の錯覚。
実際は通じてなんかなかったし、あのにこは真姫にはっきりと…

大好きって。

にこのこと、何も見えてなかった?
全部私の、錯覚だった?
もしそうだとしたら、賢くなんて全然ないわね…

むしろ……バカだね……

考えれば考えるほど、自らが追い詰められてゆく。

けれどやめられない。
にこの思いを……知りたいから。

どうにか気持ちを落ち着かせようと、胸に手を当て深呼吸をした時。
ポケットの中で携帯が震えた。

…にこからのメールだった

『絵里、今日生徒会の仕事でもあるの?今日はBiBiで練習する日なんだからはやく来てよねっ』

…あの時、私がいたなんて、抱きしめあっているのを見たなんて気付いてないみたい。

カメラを使って泣いていた、とすぐにバレてしまう顔になっていることを確認して嘘のメールを送る

『ごめんなさい、ちょっと先生に呼ばれていて…。先に2人で始めておいてもらってもいいかしら?行けるようになったらすぐ行くから!』

いつも通りな感じの文面になっていると確認をして、送信。

送って30秒くらいだったと思う。
とっても短い『そう、じゃあそうするわね』という返事が返ってきた。

…思わずドアにもたれかかってため息を吐く。

いつも通りを演じるのも、大変なのね……
9: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 02:01:22.34 ID:xr3CUFBx.net
絵里「……本当に私、バカね…」

思わずこぼれでた独り言。

希「…絵里ち?」

聞き慣れた、私の親友の声が私を呼んだ。

希「今の声、絵里ちやろ?どしたん?」

心配そうな声。
希になら、話してもいいかな。

そう考えた私は、ドアを開けて泣きはらした顔で精一杯微笑みながら

絵里「ちょっと相談してもいいかしら…2人だけがいいな」

なんて言ってみた。
私の様子が変だと気付いたのか一瞬、希は驚いた表情をしたけれど、すぐに微笑んで

希「ええよ、生徒会室行こか」

と手を差し出してくれる。

…私の思いは触れた指の温度じゃ伝わらなかった。

ふとそのことを思い出してしまった私は、希が差し出した手を無視して

絵里「行きましょ」

と淡々と告げ、早足で生徒会室へ向かった。

…少し切なそうな希の顔に、少し心を痛めながら。
11: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 02:15:49.90 ID:xr3CUFBx.net
生徒会室に着き、ドアを開ければ誰もいない。

2人だけの生徒会室、私はあったことを希に全て話した。

にこが好きだったこと、にこも私が好きだと錯覚していたこと、にこと真姫が付き合っていたこと。

話している途中、希は何度も何度も複雑な表情をしていたけれど、話終わると優しく微笑み

希「そうだったんやね…大変だったんやね…」

と語りかけてくれた。

希「……実はウチも好きな人がおるんやけど、その人は別の人が好きなんよ」

切なそうに話しだした希は、何だかさっきまでの追いつめられた私に何だか似ている気がして。
少し複雑な気分になりながらも軽く相槌を打つ。

希「何だか微妙に状況が似てるんよな、ウチら。絵里ちは好きな人が自分以外の人と付き合ってた。ウチは、好きな人が、別に好きな人がおる。…こういう時ってどうしようもないやんな」

絵里「そう…よね…。どうしようもないわよね……」

どうしようもない、という現実を突きつけられればまた泣きそうになってしまう。

この思いは、どうやってもにこには届かないってことなんだから。

希「……絵里ち」

絵里「何…?」

希「ウチ、ずっと絵里ちのことが好きだったんよ」

優しく微笑んだまま、希が私に伝えた言葉は、予測してないものだった。
14: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 02:29:34.82 ID:xr3CUFBx.net
絵里「希……?」

希「絵里ちがにこっちのことを好きなのは分かってる。だけど、伝えるだけ伝えたかったん。区切りのためにってやつやな」

そう言って微笑む希に、どう返すべきか分からなくなった私は、下を向いて何も出来ない。

希「困らせるようなこと言ってごめんな?…ウチらが卒業する時、思い出だけなんて我慢できんくて、伝えよう思ってたんやけど…タイミング失ってたんよ」

希はそう言って苦笑すると、私の近くに寄って肩に手を置いた。

希「ウチみたいに、叶わないのも分かった上で告白するのもありやと思うん。絵里ちはずっと伝わってると思ってたけど、にこっちにはその思いが伝わってない。思いを伝えるだけでもやってみる価値はあるんやない?」

…そうだ。
叶わないからって、伝えちゃいけないわけじゃない。
伝わってるって錯覚してた私の思いを、ちゃんと直接伝えたい。

顔を上げると微笑んだ希に生徒会室のドアまで案内される。

希はドアを開けて私の背中を押してくれた。

絵里「ありがとう」

心から微笑んでお礼を告げると、希は何も言わず微笑み生徒会室へ戻っていった。

…最終下校時刻まであと少し。
もう少し待っていて、今伝えるから。
16: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 03:07:35.50 ID:xr3CUFBx.net
…BiBiで練習している時に使う音楽室。

もうそこには誰もいない。

希が勇気をくれたのに、伝えれなかった…。
悔しさでその場に崩れ落ちてしまう。

こらえていた涙が溢れ出しそうになった瞬間。

あの時のように。
穂乃果が私をμ’sに誘ってくれた時のように。
私に手が差し伸べられた。

「遅いわよ」

…その姿に、また泣きそうになる。

今、一番会いたかった人が、にこが、そこにいたのだから。

にこ「アイドルなんだからそんな顔しないの、ほら立って」

差し伸べられた手を取り立ち上がる。

もう、躊躇っている暇なんてない。

私の思いを、伝えさせて?
17: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 03:16:16.75 ID:xr3CUFBx.net
絵里「ごめんなさい…練習出られなくて」

にこ「別にいいわよ、その代わり次は絵里だけスパルタにするからっ!」

いつも通りのにこに思わずくすっと笑ってしまう。

伝えなきゃ。
そう思うと同時に私はにこを抱きしめていた。

にこ「絵里っ…!?どうしたのよ…!?」

戸惑うにこを一瞬強く抱きしめてから離して、微笑む。

…微笑みなんかじゃダメよね。
笑顔を大切にしている人に伝えるならー…

絵里「にこ、私はにこのことが大好きです」

満面の笑みでそう伝えた。
18: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 03:28:07.05 ID:xr3CUFBx.net
にこ「えっ……」

驚き困った様子のにこ。

絵里「突然ごめんね?でもどうしても伝えたくて」

にこ「あの…にこは…その……」

言いづらそうにしているのを見ると自然に口が動いていた。

絵里「分かってる、分かってるけど区切りとして…ね?」

また驚きながらも、申し訳なさそうにするにこ。

…そんな顔しないで?
戻りたくなっちゃうじゃない。
伝わってると錯覚してたあの頃の2人に。

絵里「そんな顔しないでよ…。にこ、1つだけ、お願いしていいかしら?」

このままじゃ私はまた……。
そう感じた私は、にこに1つお願いすることにした。

にこ「何……?」

絵里「さよなら、してくれない?私の恋愛感情に、別れを告げてほしいの」

にこは、一瞬戸惑った様子を見せながらも頷いてくれた。

にこ「絵里のこと、そんな風には見れないから。さよなら」

そっけなく言い放つと後ろを向いてそのまま帰ってしまう。

…あぁ、伝えられた。区切りがつけられた。

すっきりしたはずなのに、どうしてだろう。
いつの間にか流れていた涙が止まらなくなっていた。
25: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 04:22:46.20 ID:xr3CUFBx.net
「絵里ち」

後ろを振り返ると微笑んだ希がいた。

希「……頑張ったね」

そう言うと背中をさすってくれた。
そんな希の優しさにも泣けてくる。

希「…結果が分かっとっても、本人に言われたらつらいんよ」

どうして私は泣いてるの?そう思っていたのを見透かしたように、優しく語りかけてくれる。

絵里「ありがとう…大分落ち着いたわ…」

涙をハンカチで拭って、微笑みお礼を言う。

希「良かった…。そうだ、今日は一緒に少し寄り道して帰らん?お互い失恋したんやし、明日からまた頑張ろうって意味で」

笑顔で提案する希に私も微笑みかえして。

絵里「いいわね、そうしましょ!気分転換も必要よね」

とバッグを持って下駄箱へ向かう。
後ろから急いでバッグを持ち希が追いかけてくる。

希「もうっ、ちょっと待ってよ〜!」

絵里「急がなきゃ時間が遅くなっちゃうもの、遊ぶ時間が減っちゃうじゃない」

悪戯っぽく笑ってみせれば希ものっかって

希「絵里ちったらもう元気になっとるし!よーし、とことん遊ぶでー!」

と駆け足で校門の方へ向かう。

絵里「あっ、ちょ、希ー!」

私も急いで追いかける。
そんな時、希がいきなり立ち止まった。
私もそばにかけよるとそこには…にこがいた。

希「にこっち…」

困った表情になった希を安心させるように微笑み

絵里「あら、にこ。あ、明日の練習には行くと思うから、にこもしっかり休んでね?明日の練習はスパルタメニューだけど…にこと真姫も一緒にしてもらうから♪」

と悪戯っぽく言ってみる。

にこ「なっ!?ちょ、横暴よ、横暴!!」

必死で抗議するにこを置いてアキバの街に向かって走り出す。
希もさっきまでの困った顔なんか想像つかないほどの笑顔でついてくる。

ふふっ、今日は好きなこと、好きなだけ求めてさまよっちゃうんだから。
希、覚悟してよね♪
26: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/07/23(土) 04:28:21.35 ID:xr3CUFBx.net
これで完結です、最後の方ぐだぐだになっちゃいました、ごめんなさいm(_ _)m
見てくださった方ありがとうございました!

参考楽曲:錯覚CROSS ROADS
     PSYSHIC FIRE    BiBi
     思い出以上になりたくて lily white
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